8/31旅の途中でテントはって焼肉しながらいっしょにお酒飲んだ泥酔おじさんが20歳に触手みたいな絡み方する精神的ジャアントスイング表十↓
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「十代くんって気になる子とかいないの」
む、と眉をよせて、「けしからんね」と言う。だいぶ酔っている。
「じーちゃんみたいなことを言うけど、ボクが若いころって男子はみんな一日じゅう女の子のことばかり考えてたもんなんだぜ」
「そういう遊戯さんはどうなんです」
「うーん。いい子がいるにはいるんだけど、歳が離れすぎてて困ってる」
「まだまだ若いのに何言ってるんですか」
「もし十代くんだったら、相手が自分よりひとまわりも年上ってやっぱり抵抗とかあるだろうか」
「歳がどうあれ、決闘王に好きだって言われて悪い気がするやつなんていないでしょう」
「そう」
遊戯は存外そっけなく頷いて、もぞもぞと寝袋にもぐった。静寂。虫の声。鳥の寝言。草が擦れる音。
「キミなんだけどさ」
突然遊戯が言った。寝つきがよくて、すでに寝入りばなだった十代は、まぶたが開いているのか閉じているのか自分でもよくわからないまま、「オレがどうかしましたか」と声を上げた。
「うん、キミがいい」
「オレですか」
「おやすみ」
「はい、おやすみなさい」
それきり静かになった。いったい何だったのだろう。目をこすって、十代は目を閉じた。また眠りに落ちかけたところで――『キミがいい』――飛び起きた。
「オレですか?」
真っ赤になって遊戯に噛みついた。遊戯は返事をしない。十代は遊戯の肩を掴んで揺すった。
「ちょっと遊戯さん。いまの何ですか。寝ないでください。なんか喋ってください」
もう眠ってしまっている。
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そしておじさんは翌朝には何も覚えていない(二日酔い)
じゅうらいちゅんの20th誕生日をとにかく祝いたいおじさんが、恐縮してるじゅうらいちゅんの首根っこをひょいってつまんでいっしょにツリーハウス作ったりじょうろで身体をあらう若者にシャワーかけてあげたりお酒飲んだりするお日様のにおいがするお話が書きたいー
若者に気安く「好きな子いないのー」って聞いてくるようなおじさん感とゆぎさんのコラボがものすごいすきです
構ってちゃんのめんどくさいおっさんみたいなことをあの美人でみんなの憧れでふだんはキリッとしてる近寄りがたいくらいの孤高の大好きゆぎさんがやるねん あかんわ 高低差すごすぎてじゅうらいちゅんが墜落死してしまう
(拍手くださったかた、返信不要とのことでしたが、元気もらいましたありがとうございましたー!)